悩みは見方次第?認知行動療法の超カンタン入門(前編)

Occupational Health
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突然ですが、問題です。

こちらの絵、あなたは何が見えますか?


出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%BB%E3%81%A8%E7%BE%A9%E6%AF%8D

この絵の中には2人の女性がいるのですが、あなたはどちらの女性が見えたでしょうか?

高齢女性の横顔という人もいれば、後ろに顔を向けている若い女性が見える人もいるでしょう。

実はこの「どちらに見えるか」には、脳の働きである「認知」が大きく関係しています。

さらに、この「認知」、日々のストレスコントロールにとても重要な役割をしています。

今回は、この見え方や考え方である「認知」をテーマに前半と後半で解説していきます。

 

|「認知」と「気持ち」はつながっている

1つの状況に対して、私たちがどう見るか、どう認知するかは文字通り千差万別です。

ある人にとっては、「これはおもしろい!」とワクワク感じることも、

ある人にとっては、「どうしよう、不安だな・・」と気持ちが暗くなることもあります。

たとえば、職場で起きそうな下記の場面を想像してみてください。

 

あなたは会議に参加しています。そこで、自分なりの考えを発言しました。

しかし、その発言にコメントはなく、次の人の発言が取り上げられます。

その時、あなたの脳にこんな言葉が浮かんだとします。

「みんな、私の意見なんかに興味はないんだ。」

すると、どうでしょうか。

いっきに悲しい気持ちになり、思考が停止したかのような感覚になります。

一方で、こういう見方だとどうでしょうか。

「ただ、他の意見に集中していただけ。」

すると、あまり気にもならずニュートラルな状態のままでいられます。

 

このように、「認知」と「気持ち」を分けることで、お互いにとても強い関係が

あることに気がつきます。

 

では、認知はいつもネガティブなのでしょうか。

そんなことはありません。

何かのできごとに対して期待することもあれば、ワクワクを感じることもありますよね。

ただ、ネガティブに捉えてしまい、さらにそれが頭の中でグルグルめぐってしまうと、

気持ちとしては後ろ向きになったり、不安になったりします。

このサイクルをコントロールしてみようというのが、認知行動療法というアプローチなのです。

 

|こんな時に役に立つ認知行動療法

認知行動療法という言葉は、あまり馴染みはないかもしれません。

でも、実はごく日常的に私たちの身の回りで経験していることです。

認知行動療法とは、「前向きな友達」のような存在です。

何かに失敗した時に、とっさに「またやってしまった」と思うところを、

前向きな友達は「これは、次に活かせる失敗だよ!」と捉えなおしてくれます。

また、「どうしよう、私だけだと何もできない」と焦っている時に、

前向きな友達は「今は、一人でやってしまうのは逆効果。まずは先輩に聞いてみよう」と、

気持ちを落ちつかせてくれます。

注意して欲しいのは、これが単に「ポジティブ・シンキングを持とう!」

ということではないことです。

大事なのは、自分は今、ネガティブな認知をしているかもしれない、と気づくこと。

ネガティブな認知。それは不安や焦り、落ち込み等の感情とリンクしてしまう見方です。

「そうかもしれないけれど、本当にそうなのかな?」と、ひと呼吸おいて、

違う見方ができないかな、と試してみる。

違う見方、認知をするために、必要なら情報を収集してみる。

それは、違う人から意見を聞くことや、ある出来事の状況についても調べてみる、

ということです。

そうすることで、「思っていたよりも悪くないかも」「単なる思い過ごし」と捉えなおし、

気持ちも楽になっていくはずです。

 

|まとめ

もの事の捉え方である認知は、私たちが思っている以上に瞬間的に起きています。

でも、決してコントロールできない、生まれつきのもので変わらないものではありません。

もし、仕事や人間関係で悩みが出てきたら、自分がどのように捉えているのかを

分析してみてください。「絶対うまくいかない」「なんで自分だけ」「失敗したら終わり」

なんていう、ネガティブな認知だけになっているかもしれません。

次回は、「実際にそれをどう和らげるのか」について、さらに詳しくみていきましょう。

 

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情報社会のビジネスパーソンにとって、
疲労の蓄積を予防したり、
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